産直朝市(1) 01.02.13 近所の農協が、農家の朝市の仲介をやっています。 主に近所のおばあさんが畑(家庭菜園)で作っている野菜で、 自分の家では、たべきれない分を、小分けして、 値段を決めて、売るのです あるいは、市場に出せなかったものが出されます。 農協の倉庫前の軒下が、市場です 火曜の8時から8時30分の間に、商品を台に並べます。 8時30分から販売です。 一日売っています。 農協の店員さんが、レジ係をして、 後日、回収した代金から手数料(約1割)を引いて 出品した人に支払うと言う形です。 ![]() お客さんは、というと、 主に、野菜を持ってきた農家のおばあさんが、 かわりに自分の家にはない野菜を買っていく、 というパターンが一番多い。 余り物のぶつぶつ交換とでも言いましょうか。 もちろん野菜を作っていない一般の人も買いにきます。 田舎の農協なので、近所の家はほとんどが、兼業農家。 ということで、野菜もやすくて、物が良くて、珍しくないと売れません。 物が良いと言うのは、形がよいということでなくて 出来栄えがよくて新鮮なことです。 家庭菜園ではほとんどが農薬を使っていないので形はわるい また、珍しいというのは、時期がずれているとか、 今年は、どこもうまく出来なかったものが、出されるということです。 前日か、もしくは朝取ってきた野菜や、漬物などが並びます。 値段は、というと、これがまた安い。 大きい白菜が、1つ50円だったりする。 きれいなさつまいもも、5本入って50円ぐらいでないと売れません。 都会の人が見たら争って買っていきそうなものばかりですが どこの家でも作っているものは、買い手がありません。 残るものもあります。 ちなみに近所のスーパーでは、同じような白菜は200円ぐらい、 さつま芋は1本180円しています。 ![]() おばあさん達には、自分の畑で作った野菜や、漬物に 自分で値段をつけて売るという楽しみがあります。 同じ物を、出している人は多いですから、 その小分けの量と、値段の関係と、もののよさが勝負です。 値段のつけ方が難しい、高くてはもちろん売れません。 あまりやすくても甲斐がないし 近所のスーパーの値段はほとんど当てになりません。 けれども、きれいに小分けして、頭をひねってつけた値段の商品が、 いち早く売れるとうれしいものです。 そんな、おばあさん達の楽しみでもあり、 あまった野菜の有効利用でもある、朝市は、 なかなか良いものだなあと、関心してしまいました。 地域で生産した物を、その地域で消費する これが理想の形だといいますが、 このような、余り物の直売所が、都会にあれば いうことは、ないようなきがします。 都会といわなくても、近所の団地や、農家でない地域に 誰かが運べば、大変良い仕組みが出来そうな気がします。 でも、その量と、金額では、おそらく事業にはならないのでしょうか。 田舎の、食品フリーマーケットです。 朝市の形態や、主催者にはいろいろあります。 基本的には、場を提供しているという形で JAや、公民館、地方自治体、が活性化をすすめていますが ほとんどのグループが、NPO的であります。 |